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Realization

この前の、
久しぶりの外出は楽しかった。
けど、
疲れた。
人が多くて。 びっくりな金曜日。
出かけた場所が悪かった。
お台場と渋谷だもの。(笑)
用がなかったら行かない場所ばかり。
(ちなみに用がなくても散歩に行くのは近所。日本橋。
 大人ばかりで子供がいなくて、そんなに混んでないから好き)

まず向かったのは、ぴの親子が待っている場所。
お台場のホテルのロビーで待ち合わせ。
初めて会ったけど、遠くから一目で「あれだ」とすぐわかる。
かあちゃんは思った通りの人。
ぴのは子供だけど大人だった。私よりも。
世界のいろんなことを知っているふうだった。
会えてよかった。
ぴのママは、私を見て「大きいんですね!苺さんて」と驚いていた。
え~?と、私の方がもっと驚く。
大きいなんて。そんなこと言われたの生まれて初めて。
でもすぐにわかった。
私が大きいんじゃなくて、その人が小さいのだった。
自分の世界からすべてを眺める人特有のコメントだなあと、
ぼんやり思う。
(後からそう発言したことについてのメールが届いた。
 エッセイかどこかに書いてあった、
 私がムーミンのミィに似ているという話を覚えていて、
 外見もそういう人が来ると思い込んでいたらしい。
 ....外見も、って。そんなはずないだろ。
 あんな姿の人間は、ちょっといないと思うけど。(笑))

二時間ほど話して、お別れした。
楽しい時間だった。


続いて、渋谷へ向かう。
初のオフ会参加。
作家の山下マヌー氏の、mixiコミュニティ主催の会。
マヌーさんと師匠が古くからの仕事仲間&友人ということから、
私も何度も彼にはお会いしているので、
別にコミュのオフ会に参加しなくても、
普通に約束して食事行けばいいじゃん、みたいにも思ったけど。
マヌーさん本人も来るということだったし、
ちょうどいい機会で面白そうだったから、
彼の大ファンだというさっちゃんを誘って一緒に行くことにした。
(一瞬心配になって「あたしも行っていいかしら?」とメールしたら
 ロケ中でタイにいたマヌー氏から「どうぞ~」と返信がきた)

マヌーコミュのオフ会はとても面白かった。
みんなほのぼのした雰囲気の人で、楽しくて、
あっという間に時間が過ぎた。
今回、私的に高いポイントだったのは、幹事の人。
メールの印象からすごいダンディな大人な人を想像してたら、
実際は、幼稚園児みたいな人で、
赤塚不二夫の漫画に出てきそうな、超~笑えるキャラだった。

マヌーさんは、参加者ひとりひとりに
LUSHの石鹸を手渡しでプレゼントしていた。
そして、
本にもサインをしてあげていた。
売れっ子作家って、なんで売れてるかって... やっぱ愛がある。
じーんとしながらその光景をみつめた。

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さっちゃっも幸せそうで嬉しそうだった。
いつもよりお酒を飲んでいたから、
いつひっくり返っちゃうか心配だったので
「さっちゃん、おいてかないで。あたしをひとりにしないで」
と笑いながらずっと言っていた私。
さっちゃんも、愛がある。
隣りでな~んでもやってくれる。母親のように優しくしてくれる。
飲み物がなくなると「つぎは?」って聞いてくれたり、
甲斐甲斐しくお皿に料理を盛りつけてくれたり。
私はさっちゃんといると天国。
いつもいい気持ち。
でも、
こういう人が、実は自分の興味が届かない人間の前では、
冷徹非道になるという...(笑)
そんな悪魔のような一面を持つさっちゃんのことが私は大好きなのでした。

「苺ちゃんのmixiコミュのオフ会も企画しようよー」
と、さっちゃん。
さっちゃんが幹事をやってくれるらしい。(張り切っていた)
そうねえ...(笑)
楽しいかな?
どうだろう。
人、来るのかな?
まあいつかはそんなこともあるかもしれない。

二次会は、マヌーさん行きつけのバーへ繰り出した。
ここでも話は尽きない。
オフ会二回目もやろう!と盛り上がる。
次回は箱根か熱海でやろうよ~とゲラゲラ笑い合う。
私は密かに、
違うことでひとりツボって笑っていた。
頼んだカクテル、
一生懸命ストローを吸っても飲み物が口の中に入って来ない。
なんで?と思いよく見たらそれは.....マドラーだった。
誰にも目撃されていなければいいが。あまりにもまぬけすぎ。

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終電で帰る。

日本橋に着いたら、人がぜーんぜんいなかった。ゴーストタウン。
都会って、
広いような、狭いような。
ちょっと移動すると全く違う顔になる。



さて。
「お知らせ」です。
小学館で連載中の「魔法使いの弟子」ですが。
今月でおしまいにします。
じゃあやめてどうするのかというと、いよいよ本になります。
ネット世界を飛び出て、リアルな世界へ登場する時がやってきました。
ただし、
一般書店での販売はなく、取り扱いは夏野苺オフィシャルサイトのみ。
来年のカレンダーとのセット販売で、
本は自分で作ります。
印刷だけはプロの印刷所にお願いして、
あとは編集もなにもかも自分でやろうと思います。
でもデザインは、おのせちゃんにお願いしようと思っています。
9月から、
綿密な打ち合わせを重ねながら、具体的な制作活動に入ります。
11月からこのエッセイで予約受付を開始する予定です。

本の内容としては、
これまで連載してきたものの集大成のような感じをイメージしています。
大幅に加筆訂正し、書き下ろしも加え、
写真のボリュームが多いものにしようと考え中。
「魔法使いの弟子」のコンセプトはそのままに、
ネットとはまた違った感じに作ろうと思っています。


「魔法使いの弟子」は、2004年からこれまでに三回、
連載の場所を変えながら、インターネット上で発表してきました。
思えば、最初の連載は9ヶ月で終了。
二回目は三ヶ月間。(90日)
今回もちょうど9ヶ月。
「魔法使いの弟子」は、3と9に縁があるのでした。

今回、なぜこのような形に踏み切ることにしたかというと、
理由はいくつかあります。
まず、SooK編集長が交替になったこと。
新しい編集長が打ち出すサイトコンセプトに、
「魔法使いの弟子」はそぐわないと私は判断しました。
それで、
今の連載は、9月いっぱいで終了という話で一度まとまったんですが、
突然新編集長が今月でおしまいにしてもらえないかと言ってきました。
私は最後までのテキストのイメージを構築してしまっていたので、
急なことで初めとても驚きましたが、一瞬で気持ちを切り替え、
予定通りすべてのテキストをアップさせていただくことを条件に、
今月での終了を了承しました。
こうなると大変だったのはスタッフの皆さんです。
その時点で、
アップしたいテキストの数は20余りありました。
これを今月末までにすべてアップするには、ざっと計算して、
一日に2ボリュームずつアップすることになります。
スタッフの作業がいきなり何倍にもなるわけです。
(それまでは、月に4~6本くらいのペースだったので)

私も毎日毎日原稿を完成させては、デザイナーへ送り、
テストアップされてきたものをチェックし、再度送り、
ウェブスタッフからの最終テストを確認し、
.....という作業を延々と繰り返していました。
しかも、ものすごいスピードで。

一週間、一歩も外へ出ませんでした。

そうしている間に、まだ何も知らないカヴンのメンバーが
ある場所にこんなコメントを書いていたのをみつけました。

『「やっぱりぜひ本になって欲しい!!もっとたくさんの人に
 この言葉達が出会って欲しい!」と心から思いました』

「魔法使いの弟子」vol.28「自身を持つということ」を読んでの
彼女の感想の一部分です。
この言葉を読んだ瞬間、私の中のスイッチが入りました。

        本にする時がやってきた。

そう思いました。
それまでは、どこかの出版社で...とずっと思っていましたが、
いや、これは自分で好きなものを自由に作るチャンスだから、
まず一冊目は、自分で本物の魔法の書なるものを作ってみよう!
という計画が生まれてきました。
世間の流通に乗らない、秘密の書。
世界で持っている人はほんのわずかという幻の書を。
今こそ作るべきだと。
将来的には、
プロの編集者と組んで、出版社から出すということも希望しますが、
「魔法使いの弟子」ファーストエディションは、
スーパープレミアムにしようと決めました。

今回、大手の出版社の中で連載する機会に恵まれて、
たくさんの学びを得ました。
その中で「不自由さ」についてのレッスンが、
スーパープレミアム本の誕生に結びついたと思います。
SooKでの「魔法使いの弟子」の中には、いくつかの「間違い」があります。
チェック漏れで、ミステキストのまま掲載されている回が何回かあります。
私は、ただちにこれを修正したかったのですが、
編集長の意向で「一度アップしたものは直さない」ということだったので、
そのままになっています。
このことに関して、私は従いましたが、
個人的には全く違う考えを持っています。
読者のために、間違いは修正するべきだと、私は考えます。
スタッフに対しての、二度と間違いを犯さないための、
戒めのような意味があって編集長はこのような考えを徹底させているようですが、
私には理解できないやり方でした。
ただ、何人もの人が関わる場ではチームワークが大切であること、
流れを壊してはいけないということは理解できます。
なので、割り切って連載を続けましたが、
こうして一点でも自分の中に曇りが生まれると私はもう絶対ダメなのです....
私の中のどこかで、
早くこの場を切り抜けて次へ行きたい、
間違ったままのテキストは修正したい、
「魔法使いの弟子」を守りたい、
そういう意識が常に働いていたのだと思います。
今、目の前にやってきた結果をみればすべて辻褄が合います。

けれど私が一番興味深く思うことは、
結局は、
これらのことがあったから、
今回の本の企画が生まれたということ。
何か障害にぶつかっても、
そこにフォーカスしたまま止まってしまうのではなく、
流れに乗ることが重要なんだということを強く実感しています。


ゆうべ編集長から「お疲れさまご飯会」をやろうとお誘いを受けて、
フレンチレンストランへ行きました。
(近所にあるカジュアルなレストランでよく行くところ)
今まで飲んだこともないような味の赤ワインをいただきました。
編集長とこれからの話をたくさんして、料理もワインも美味しくて、
楽しい時間を過ごしました。
彼女とは、連載を通して、ある絆が生まれたと感じます。
それぞれ考え方や仕事の仕方は微妙に違っても、
それはそれで互いを認めつつ、
これからも影響し合いながら進んでいく予感があります。

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現在「魔法使いの弟子」は、vol.44までアップされています。
今週金曜日(8/29)アップ予定のvol.50が最終更新となります。
ネット上での閲覧は、9月いっぱいまでと、新編集長より聞いています。

「魔法使いの弟子」は、今後ウェブでの発表予定はありません。
新しいものが浮かんでくれば、毎回本を作って発表しようと思います。

これまで読み続けてくださった読者の皆様、ありがとうございました。
引き続きこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
それから、
ネット環境により今まで「魔法使いの弟子」を読めなかった皆様、
長い間お待たせしてごめんなさい。 いよいよ......

本を、作ります。







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