なんとなく、しんとする心。
お別れの時はいつもこんな感じ。

お客さんが途切れたタイミングで、
作品ひとつひとつに話しかけてお礼を言ってまわった。

個展の主役は、なんてったって、作品たちだもの。
天使の人形達もよく頑張ってくれてた。(笑)
ぴっと背筋をのばして。
人気者になっていたよ。
朝、祭壇にあたった光が綺麗だった。
3日間、よい天気だったな...
特に今朝の光は眩しい。
光の中で出発できて、光の中で終われるなんて。
祝福されていると感じる。 ひたすら感謝の心。

今回、ぜひ逢いたいなと思っていたうちのひとりが、
最終日に来るかも、と思って楽しみにしていたのに、
食事休憩している間に来てしまったとのこと...
とても残念に思っていたら、
また顔を出してくれた。
バス停まで送っていきながら少し話して、
バスが角を曲るまで手を振って見送った。
兵庫からいらしてくれた人だった。
なんだか嬉しくて、駆け足で時々ジャンプしながら会場に戻ったら
大切にしていたペンダントがなくなっていた。
会場からバス停までの道を、行ったり来たりしながら探したけれど
みつからなかった。
どこへ消えただろう?
そこでまた見えた。 あの地獄。
なるほど。
今回いろんなものや人が私を守ってくれて
ここまで運んできてくれたんだな、
ということがわかった。
「天使のダンス」は、
ある思いの上に成り立っていたのだということを
けして忘れてはならない。
無くしたペンダントはアルケミストに創ってもらったプロテクト用のものだった。
役目が終わってしまったのだろう。
このために創られたものだったといってもいいかもしれない。
きっとここまで私を守り運んでくるのに、物凄いエネルギーを使ったに違いない。
アルケミストにはまた新しいものをお願いしにゆこう!
なんだか“つきもの”が落ちたような、爽やかな気分。
無くしものをして気分がいいというのも珍しい。(笑)
ここまできて、私の中で「かちっ」と音がした。
終わったのだ。 すべて。 やっと。
私はやり遂げた。
幾多の困難も乗り越え、一度「イエス」と言った自分への約束を守り抜いた。
18:00
完全撤収の時間がやってきた。
スタッフとともに円陣を組み、手を繋いだ。
「これで天使のダンスを終了します。最後まで残ってくれた皆さんに深く感謝します」
と言ったとたん、みんな泣き出してしまった。
抱き合いながら。
涙を流していた。
撤収するということ。
壊す、ということ。
この作業は、
創りあげるということ、搬入するということよりも、
もっともっと神聖なことだと
私は思っている。
和歌山エンジェルズとは、今回、最初から最後まで一緒だった。
縁の素晴らしさを感じる。
トークショーには参加できなかったけれど、
撤収作業には居るさとみちんたろーの姿を見て胸が熱くなった。
ありがとう。
みんなの手で創ったものを、みんなの手で壊せて、幸せに思う。

すべてなくなって、がらんとしたギャラリーD。
みんなで記念撮影をした。

その後、スタッフに私から贈り物を渡した。
ひとりひとり違うものを。
それからどうしても私が「行きたい」と言っていた、
傾いたラーメン屋に全員で行った。

店が見事に傾いている。(笑)


明日、最後にちょっと和歌山観光して帰るかな?と伝えて解散。
和歌山エンジェルズは、みんな来るような気がする....(笑)
サクラは仕事だと言っていたけど。
ああ。
ものすごい充実感。
世界が違って見える。
自分が変わったのだ、 また。
世界が新しい。