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からくり

人のことを異様に気にする人って
時々いるけれど。
私はとても不思議な気分でそれを眺める。
なんだって、あんなに、
人のことなのに... と思う。

人のことを指さしてああだこうだ言ってるのを見ると、
本当はその人が羨ましいんじゃない?と思ったりする。
ルール違反を犯してまんまと「うまくやった」人を目撃し、
それを見逃せない気持ちになって怒ってる人を見た時など、
特にそう感じる。

なんというか、
その「図々しさ」の中に、
逞しさを見たりしただけのはずなのに、
でも相手はルール違反を犯しているから、それを理由に
「あなたは悪い!」なんて言ってみたりして。
けれど。
一見それは「正しい道」を教えているようでいて、
実は「自分の世界」へ引き込もうとしているだけのように見える。
逞しさのない世界へ...

人は、
自分にチカラがないと思う時、
不足を感じる時、
自分のやりたいことをやりたいようにやっている他人を見て
「怒る」時がある。
できない自分に腹をたててるのだと気づかないで。
相手が悪いと思い込んだりしながら。


でなければ、
ものすごく「いい人」なんでしょう。
私のまわりに現れる「いい人」って、
みんな時々とても苦しそうだ。
世の中の、背負わなくてもいいものまで背負ってる気がする。
「いい人」なので。(笑)
なんでも引き受けすぎ。

人のことなんて放っておけばいいのにと思う。

間違った行いをしてる人を見たら
「絶対自分はしないようにしよう」でいいと思うのに。
なぜ徹底的に注意して、
相手を自分の思い通りに動かさないと気が済まないのだろう?

そこまでするって?

やっぱり、自分が満たされてないからなんじゃ?と、
どうしても感じてしまう。
でも、
誰もそんなこと言ったりはしないだろう。
表面的に正しいことを言ったりやったりする人に対しては
「正義感パワー」のせいでまわりも何も言えなくなるので。

こういう人はせっかく「いい人」に生まれついてきたのに
ますます自己の真実に直面できないまま、時は過ぎてゆく....
ということになりかねない。

自分にとっての
正しさや、愛や、その他見てきて重要だと思ういろんなことは、
本当に大切に感じる、一握りの仲間達とともに分かち合えれば
それでいいんじゃないかと思う。
関係のない、どうでもいいような人に対してまで
それを無理して、怒りを覚えてまで、わけてあげる必要はないと思う。
その人達にもまた、
その人達にしかわからない素敵な世界があるのだろうから。
わかりあえない人とは、心は遠く離れて、笑って見ているのが一番だ。
もしどうしても触るというのなら、
自分がとても嫌な思いをするかもしれないことは
覚悟のうえでやるべきだろう。
この場合、
その「嫌な思い」というのは自分の選択した結果であって、
相手の行いのせいではないということを忘れてはならない。


今まで生きてきたなかで、「間違いない」と思うことは、
自分を生きている人は、他のことは必要以上に気にしない。
自分を生きてない人は、異常なまでに他を気にする。 ということだ。
後者が、
義理人情に厚かったり、礼儀正しかったりする「いい人」が多いのに対して、
前者は、
自己中心的でわがままし放題の、「最低人間」が多いということは興味深い。

楽しく人生をおくる、ということと、
道徳的に真面目に生きるということは、
微妙に何かが違う。

ここに私は、世界のからくりの不思議を感じる。




そうそう、いい人といえば、ひーちゃん。
愛媛から帰ってきて、旅行貧乏になり、
お土産の五色そーめんばかり毎日家で食べて、
たいくつで、飽きて、死にそうになった時、
外で美味しいご飯をごちそうしてくれて(デザートまでつけてもらった!)
そのあと、夜の首都高をぐるぐる二時間近く走ってくれて、
レインボーブリッジや東京タワーの写真を撮って、楽しかった。
楽しかった、........
けど。
同じ場所をぐるぐる何度も回るのは、
ちょっとやっぱり自分には合わないかも、と思った。
人生も同様。
同じ場所をぐるぐるするのはキツい。
ぴゅーっと一直線で、できれば二度と戻らない、というのが好きだ。
すごいスピードで、どこまでも、まっすぐに突き進む、というのが。

なので、ちょっと途中で飽きた。
そしたら、運転中のひーちゃんが「ねむい...」とひとこと。
ああ。やっぱり。
サラリーマン生活のひー。
せっかくの貴重なお休みなのに、あたしにご飯おごって、ドライブに付き合って。
可哀想に。
なんでこんなことになるんだ?と思ったけれど。
いい人
ばか
あたしを好き
このみっつが上から5:3:2くらいの割り合いで、全部入ってるせいだとみた。
三番目がちょこっと入ってるだろうと思えることは救いだけれど、
やっぱりここでも「いい人」は、少し辛そうだった。(笑)

車降りる時、
「今度は恋人でも乗せて楽しめよ~」と
心のなかでつぶやいた。
そしたら、ドキドキしっぱなしで、
最後眠くなるなんてことにもならないだろう。 ふふふ。
もっともっと楽しいはず。





わたしは、みる。
じっと、みつめる。
どんなことのなかにも。 ほんとうのことを、みつける。

それが
あってるかあってないか。
正しいか間違ってるかなんて。
誰にも言わせない。
人は皆、
自分の世界のなかだけで生きているのだから。

皆同じものを見ながら、
同じようには見えない。

それが世界のからくり。


私は、みる。
じっと、みつめる。
どんなことのなかにも。 「自分」を、みつける。

そうすれば、
「他人」も、みつけられる。

その「他人」は、けして「自分」じゃない。 だから、

私は、ひとりじゃない。

それが世界のからくり。







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