松山についてから「四川家とんぼ」というお店に
夕食を食べに行った。
女神がお気に入りのお店。
もうおなかぺこぺこだったせいもあり、
あれもこれもと大変な数を注文してしまった....(爆)

どれもうますぎ!です。

ここのマスターが作る料理は、
絶対心の修行をしている人が作っているに違いないな、
と思わせるような味なのだ。
心の修行ったって、
滝に打たれるとか(笑)そういうことではなく。
(あ。やってるかもしれないけど)

家族を大事にする、とか。
料理を愛する、とか。
まあ、そんなようなことから心を離さない、という意味で。
修行を怠らない人にしか創れない何かを
隠し持っているような味なんだよねぇ。

その晩は、女神の実家にお世話になることに。
「真夜中トークしようね〜」
なんて言ってたくせに、私も女神もばたんきゅー(笑)
ものすごい早い時間に寝て、朝までぐっすり。
起きてから、ちょっと話した。
よかったな、あの何気ないひととき。
私はきゅっと心を集中させて、
女神の言葉を聴き、彼女の瞳の色を確かめた。
忘れないでおこうと思う。
次はいつ会えるか、わからないのだ。
この世に人間としてお互いいる限り、未来のことはわからない。
友達を亡くしたばかりの私の心は引き締まっている。
だから、大切な瞬間こそ、
これ限りかもしれないから、と自分に言い聞かせる。
絶望的観測からではなく。
希望的観測から。
お昼は「しょうゆめし」というものをいただいた。

愛媛の駅弁だそうだ。女神の母が買ってきてくださった。
包み紙に愛媛のいろんな方言が書かれている。
ほとんど知らない言葉だった。
味は薄味で私好み。 とっても美味しかった。 また食べたい。

その後、ホテルまで車で送ってもらった。
途中「子規堂」に寄ってもらう。

正岡子規の書斎を復元した部屋や、日記などが展示されている。

チェックイン後、松山城に行った。
女神はケーブルカーで、私はリフトで。
リフトに乗ってしばらくしてから「あ!」と自分で驚いた。
私は、リフトには乗れないはずだったので。
友達とスキーに行っても、いつもリフトを止めていたのだ.....
どうしてか、タイミングがつかめなくて。
係員にいつも止めてもらって、乗っていたのに。
どうして乗れるようになったんだろう?
私は、写真を撮るようになってから、
前はできなかったいろんなことができるようになったけど、
リフトもそのひとつになった...
甘えをひとつとるたび、できることがひとつ増える。...ということか。
乗れなかったことを思い出したので、
降りる時にはちょっと緊張したけど、
だいじょうぶ、
と思ったら全然大丈夫だった。
なんで乗れなかったのか、ということの方が今はもうわからない。
松山城は。

かっこよすぎでした。
なんというか、.......男っぽい。(笑)
天守閣に上ったら、
「靴を脱いで城の床を歩き、古代を感じて」
というような貼り紙があったので、言う通りにしてみた。
靴下も脱いで裸足になって、歩いてみた。

もう、あり得ないほど遠くまで見える.... ここはものすごく、高い。

今日も夕陽が美しい。
瀬戸内の海に反射する光が神々しい。
かみさま、連日ありがとう、と感謝する。

城山公園で沈む夕陽を見ていたら、いきなり
「私は75才から山登りを始めたのよ」とおばあさんに話しかけられた。
「今はおいくつなんですか?」と尋ねたら「85よ」と笑った。
「山登りの良さを一言で言うと?」と私。
「そうねえ。 苦しいところ、かしら?」とおばあさん。
「でも苦しさって、みんな嫌がることでしょ?」と私。
「いいえ、苦しさを超えることの中に楽しさがあるのよ」とおばあさん。
私はびっくりした。
これ今、誰かさんに聞かせてやりて〜な〜
と思った。
85年も生きてきた人間の言うことに、間違いはないだろう。
私は「握手してください」とお願いした。
よし、もらったぞ。 このパワー。

別れ際おばあさんは「なんでも好きなことをやりなさい」と言った。
はい、と答えた私。
そのまま街まで歩いて降りた。
ケーブルカーもリフトも、もう終わってしまったので。
まるで森の中のような道を下って行った。
(ちらっと、森の学校を思い出す)
天守閣には上らず、先に下に降りて待っている女神のもとを目指す。
ふと、
この険しい道をさっきのおばあさんも降りるのか、と思ったら
ただもんじゃねーなと改めて驚く。
しかも、まだ上にいるはず。
もっと真っ暗になってからここを下るなんて。
(今でも充分暗いのに...)
..............。
あのひとは、この世の人だったかな?
天使かも。
ふふふ^^

ふたたび女神と合流。
松山の繁華街をぶらぶら歩く。
その後、お別れ。
手を振って、さよならを。
私はひとりでガイドブックに丸印しておいたお店へ。
愛媛名物の、五色そーめんを食べに。
お酒もちょっと。

ホテルに戻って、バスタブの中で明日の計画を練った。
やっぱ、道後温泉だなー!
うきーたのしみー
その前に美術館でも行こうかな。
と思いつつ、
松山の夜は更けて.....。