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森の学校

怖いと感じることはとても大切なことです
しっかり感じきりなさい

という声が聴こえてきたので、今、私は
心の中の両の目をかっと見開き、
自分のなかに生まれた恐怖を凝視している。



たしか、登山家の野口さんの言葉だったと思う。
彼は時々山ごもりをするらしい。
その時の話で、「山は怖い」と言っていた。
エベレスト級の登山家の言葉としては最初意外に感じたけど、
(だってそのへんの山に登ってる時の話だから)
山で過ごす第一日目は、「怖い」のだそうだ。
どんな山でも
何度登っても
「慣れる」ということがない
と言っていたのが印象的だった。
どうしても最初の晩は怖くて仕方ないらしい。
それが、2日目、3日目となってくると、
山のすべてと、友達になっていくらしいのだ。

その話を今、思い出した。

私が山小屋での生活を躊躇してしまったのは、
そういう「恐怖」を悟ってしまったから。
あの時、あの駐車場で、
夜の山小屋を想像した瞬間から。



森に入ると、
たとえその場所からは見えなくても、
いろんな生き物の息遣いを感じる。
獣や、植物や、昆虫の。
それから、
人間の私の目には見えない、精霊たちの... 
エネルギーも。

そこでは、私は「よそもの」なのでとても緊張する。
礼をつくして「仲間」に入れてもらうよう努力するしかない。
人間が使う言葉以外の方法でコミュニケイトする方法を学ばなければならない。
今こそ、ウィッチクラフトの真髄へ。


私は都会生まれの都会育ちなので、
自然は常に「怖いもの」であり、
リラックスする場所というのとはまた少し違っていた。
でも、自然のなかで
すべてのものと一体となり楽しそうにしている、ある人の姿を見た時から、
私もそのようになりたいと願うようになった。
それが一番正しい人間の姿だと感じたので。
そうしたら、自然のなかへ出かけて行く機会が増えて、魔法の扉が開いて、
今回とうとう森の学校(山小屋をこう呼ぶことにした)へ入学することになった。

私は、
植物の言葉を学び、それと心を通わせることになるだろう。
動物の言葉を学び、それと心を通わせることになるだろう。
昆虫の言葉を学び、それと心を通わせることになるだろう。
風と、土と、水と、火の言葉を学び、それらと心を通わせることに、なるだろう。

世界と心を通わせるということを、真に学ぶことになるだろう。

それは私が
強く望んだことだったんだ.....
やっと叶うというのに、「怖い」とは。 .....まったく。

けれど、これでようやく本当の自分の姿が見えてきた。

これまで私は
ひとり旅、とか
ひとり勝手に、とか
ひとりでこもる、とか
平気で「ひとりで」という言葉を使ってきたけれど、
実は全然、
本当の意味でひとりになったことなんか、この人生で
ただの一度もなかったと思う。
一昨年から去年に移る大晦日、私は部屋で「たったひとりで」年越しをしたと
思い込んでいたけれど、
よく考えたら、マンションの部屋は、下の階にも、同じフロアの横の部屋にも、
すぐ外にはもっとたくさんの人達が、いたじゃないか。
ひとり旅というものの、いつも人間のいる場所にしか行かなかったじゃないか。
こんなんで、よく「セドナへ行きたい」などと言えたものだなと思う。
しかも、ケニア、タンザニアへも行きたいと言っていた自分...
おまけに、サハラ砂漠の真ん中でテント張って眠りたい、なんつーことまでも。

.....「どのツラさげて?」とは、このことだ。  とほほ.....(恥)


とにかく。
それら自分の夢を叶えるためには「まず森の学校へ入りなさい」ということなんだろう。
怖いと言ったところで、もうマチルダは虹色のはちまきをしめて(笑)はりきっている。
森の神様と契約書を交わしているヴィジョンも見えた...
入学式は今年の3月だそう。
最初の授業は「山菜採り」から。(笑)
カリキュラムも決まっているのだ。
こうなったら、いのししでもいいから「同級生」が欲しいところ...
でも。
ひとり、なんだろうな。
今度こそ「本当にひとりになる」ことで「実はひとりじゃない」ことを知るんだなぁ...。

もしも山にいる間に、ひとりではどうしようもないことが起ったら?

私には祈ることしかできないと思う。人間以外のものに助けてもらう術を使うしかない。

そうして、あらゆるものとコミュニケイトすることを実践し学んでいくことになるんだ。

もう頭を下げて、「お願いします」と言おう。

だって見えるヴィジョンは、なにひとつ怖いものなんてありゃしない。

マチルダに
「もしも獣や山賊が襲ってきたら?」と尋ねたら
東西南北四方向に、それぞれ天使を配置して、山小屋を守護してくれるイメージがきた。
なるほど、と思い、
「では、部屋の中に大ムカデでもいたらどうしよう」と再び尋ねたら
「挨拶をしなさい、心をこめて。それから静かに出ていってくれるよう話しかけなさい」
と、虹色の答え。

なるほど。

私はきっとこうして、森の学校の授業を、受けるんだな。

どうでしょう?みなさん。
私はいつのまにかまた、わくわくしてきました。
ここまでくるのには長い時間がかかってしまいましたが。

やっぱり進んでみようと思うのです.....





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