ここのところ、ある本を読んでいて、
とうとうゆうべ一番怖いところにさしかかって、辛かった。
読み始めた時から、うすうすそんな箇所があるような気はしてたんだけど。
やっぱり、あった。
もう読むのはやめようと思いつつどんどん引き込まれて、本当に怖かった。
大変暗い気持ちになる。
作り話ではなく、実話だという部分が重すぎた。
あの人のことを思い出す。
元気だろうか。
なぜあんな場所にいるのかな? 不思議だ。 間違いをわかっているはずなのに。
きっと何か深い訳があるはずだと信じて見てきたけれど。
そろそろ時間が迫ってきたから、もう扉を閉めなくちゃ。
新しい年も明けるのだから。
いつだってお別れは、
笑顔で、潔く、ひと思いに。(二度と振り返るな)
暖かいカフェオレをつくってもらって飲んだら、気分がよくなって、
そのまま眠った。
たぶんたくさん夢を見たけれど、
あの人も出てきたような、
でも全部忘れた。
朝起きたら、
よい天気。
風が少し。
あの人があそこで変われなかったのは、私があそこで変われなかったからだ。
自分の力不足を残念に思う。
来年はさらなる変容を遂げてみせよう。
もうどんどん言葉にすることもなくなって。このままどんどん、なくなって。
沈黙は、最大のパワーになる。
2006年、起ったすべてのことに。出逢ったすべての人に。
深く感謝します。
2006.12.31 なつのいちご